03 Feb 竹中パートナーズは伊澤タオル株式会社によるWestPoint Group との業務提携についてアドバイザーを務めました
伊澤タオル株式会社(以下「伊澤タオル」)は、世界有数のタオルメーカーであるWestPoint Home LLC (米国)及びその子会社である Vision Support Services Group Limited (英国) (以下合わせて「WestPoint Group」)と業務提携を行いました。この提携において、竹中パートナーズは伊澤タオルのファイナンシャル・アドバイザーを務めました。
伊澤タオルは、創業50年の日本を代表する老舗タオルメーカーであり、数多くのブランド及び最大手企業のOEM生産を担っています。
WestPoint Homeは、創業200年以上を誇るホームファッションのパイオニアです。1813年に羊毛製ブロードのメーカーとして設立後、ホームファッションの製造や革新を牽引してきました。
Vision Support Servicesは世界有数のテキスタイル企業であり、調達した生地を、ホスピタリティ、ラウンドりー、小売り、公共セクターに属する主要プレーヤー各社へグローバルに供給するエキスパートです。2019年にWestPoint Homeの子会社となりました。
これら3社は、世界展開によって生産・流通のグローバル化を進めて低コスト化を実現すると同時に、各社のノウハウを活かした商品開発力の更なる強化を目指しています。
一般的に日本で普及しているタオルは欧米で普及しているタオルと比べ、重量当たりの製造コストが高い。日本特有の小ロット生産体制、生産効率の悪い仕様、さらには日本独特の過度な生産ロスが、その主たる原因となっている。
三社は既に世界規模での市場調査を進めており、仕様計画に着手済です。現在日本で一般的に普及している平均的な仕様のバスタオルに比べ、同重量比で20%から30%以上の大幅なコストダウンができる見込みとなっており、タオル業界のコスト体系に大変革をもたらす見込みです。三社はグローバルネットワークを構築することによって、業界初の世界規格タオルをグローバル市場で普及していく計画であり、今夏にグローバルスタンダード新製品の発表を予定している。
また三社の提携によって、グローバルタオル市場のデータ収集・分析等のビッグデータの構築や、サステナブル生産をはじめとする様々な先端技術の推進も期待でき、今後は生産力のみならず、商品開発力でも競争力を高めていくことを目指しています。