Author: Marie

2020年八月十三日 竹中パートナーズ(本社ロスアンゼルス)は大宝工業株式会社の米国子会社Daiho USA社(以下“大宝”)のフィナンシャルアドバイザーとして本買収案件を成功裏に導いた。 新会社名はPolyfab, LLC (以下"Polyfab”)となる。Stout Investment BankはPolyfabの売り手側アドバイザーを務めた。 大宝は日本、東南アジア及び欧州市場に於いて、プラスチック成型分野での主導的立場を占め、同社の製品は、家電品、自動車、オフィスオートメーション機器、並びに住宅用品を含め様々な用途や分野で使用されている。 一方、Polyfab社は、1971年に創業、ウイスコンシン州、シェボィガン市に拠点を置き、消費者向け商品のパッケージ、住宅及び商業ビルの増改築製品、産業用品、消費者製品、医療関連品を含め実に幅広い様々な分野向けにプラスチック製品の設計・製造・関連付加価値サービスを提供する射出成型のリーダーである。 両社は共に、戦略的に適合性が高く、恩恵を受ける。大宝工業の國友会長兼社長は、談話で「当社はPolyfab社のデザイン・エンジニアリング技術、自社対応の工場自動化技術、そして販売力を高く評価しております。Polyfabチームの皆さんと協力して世界でもトップレベルの樹脂成型企業となることに胸高鳴る思いです。」と述べた。 Polyfabのスコット・ドールショー社長兼CEOも、「我々Polyfabチームは、大宝グループの一員となれることに大きな期待を寄せております。Polyfabを信頼して下さり、米国での最初のグループメンバーとして、米国での存在感を増せる好機を得ましたことに興奮を覚えます。」と述べた。 竹中パートナーズの竹中征夫社長兼CEOは、「Polyfabが加わることは、大宝が米国事業を積極的に展開する戦略の第一歩です。 Takenaka Partnersは、この両者の融合の為に重要な役割を果たせたことを誇りに思っております。」と語った。...

伊澤タオル株式会社(以下「伊澤タオル」)は、世界有数のタオルメーカーであるWestPoint Home LLC (米国)及びその子会社である Vision Support Services Group Limited (英国) (以下合わせて「WestPoint Group」)と業務提携を行いました。この提携において、竹中パートナーズは伊澤タオルのファイナンシャル・アドバイザーを務めました。 伊澤タオルは、創業50年の日本を代表する老舗タオルメーカーであり、数多くのブランド及び最大手企業のOEM生産を担っています。 WestPoint Homeは、創業200年以上を誇るホームファッションのパイオニアです。1813年に羊毛製ブロードのメーカーとして設立後、ホームファッションの製造や革新を牽引してきました。 Vision Support Servicesは世界有数のテキスタイル企業であり、調達した生地を、ホスピタリティ、ラウンドりー、小売り、公共セクターに属する主要プレーヤー各社へグローバルに供給するエキスパートです。2019年にWestPoint Homeの子会社となりました。 これら3社は、世界展開によって生産・流通のグローバル化を進めて低コスト化を実現すると同時に、各社のノウハウを活かした商品開発力の更なる強化を目指しています。 一般的に日本で普及しているタオルは欧米で普及しているタオルと比べ、重量当たりの製造コストが高い。日本特有の小ロット生産体制、生産効率の悪い仕様、さらには日本独特の過度な生産ロスが、その主たる原因となっている。 三社は既に世界規模での市場調査を進めており、仕様計画に着手済です。現在日本で一般的に普及している平均的な仕様のバスタオルに比べ、同重量比で20%から30%以上の大幅なコストダウンができる見込みとなっており、タオル業界のコスト体系に大変革をもたらす見込みです。三社はグローバルネットワークを構築することによって、業界初の世界規格タオルをグローバル市場で普及していく計画であり、今夏にグローバルスタンダード新製品の発表を予定している。 また三社の提携によって、グローバルタオル市場のデータ収集・分析等のビッグデータの構築や、サステナブル生産をはじめとする様々な先端技術の推進も期待でき、今後は生産力のみならず、商品開発力でも競争力を高めていくことを目指しています。...

2019年1月7日に株式会社ノーリツ(東証:5943)(以下「ノーリツ」)はPB Heat、LLC(以下「PB Heat」)を買収したことを発表しました。この取引では、竹中パートナーズがノーリツのファイナンシャル・アドバイザーを務めました。 HVAC、給湯、キッチン、バス、再生可能エネルギーの世界的リーダーであるノーリツは、Peerlessブランドで販売されている、高効率の鋳鉄製およびステンレス製のボイラーおよび間接加熱式給湯器の大手プロバイダーであるPB Heatを買収しました。 Peerlessブランドは、引き続きノーリツのブランド製品とは別にマーケットで販売され、PB Heatの経営陣はそのまま残っています。 PB HEATのお客様は、引き続き現地の営業担当者からサービスを受けます。買収を発表した文書の中で、Noritz Americaの社長兼COOであるJay Hassel氏、およびPB Heatの社長兼CEOであるDoug Shuff氏は、顧客のサポートに感謝の意を表し、「私たちは共に成長し続けるように明るい未来を楽しみにしています。」と述べています。 ノーリツによるPB Heatの買収の完了は、竹中パートナーが世界中の企業を集結させる能力を実証しています。 この取引に関し、竹中パートナーズの竹中征夫(社長兼最高経営責任者)、網本敏明(シニアバイスプレジデント)、Kris Fujita(シニアバイスプレジデント)、Justin Fleming(アソシエート)、Daniel Kim(アナリスト)が担当しました。 Perkins Coie LLPは、ノーリツの法律顧問および取引顧問を務めました。 KPMG US LLPがノーリツの税務顧問を務めました。...

化学、プラスチック、エレクトロニクス、ライフサイエンス、自動車市場向けの革新的ソリューションのリーダーである長瀬産業グループ("NAGASE")企業のNagase Americaは今般、特殊化学品のディストリビューターであるFitz Chem Corporationを買収したことを発表しました。同社は米国のコーティング剤・接着剤・シーラント・エラストマー(CASE)、プラスチック、パーソナルケア市場に技術的ソリューションと高品質の顧客サービスを提供しています。 竹中パートナーズは、この取引に関してNagase Americaのフィナンシアル・アドバイザーを務めました。...

竹中パートナーズはYushiro Manufacturing America, Inc. (ユシロ化学工業株式会社の100%米国現法) のQualiChem, Inc.の買収についてファイナンシャル・アドバイザーを務めました。 アジアNo.1 の金属加工油剤メーカー、ユシロ化学工業株式会社は、北米を中心に金属加工油剤及び水処理剤の製造販売を行っているQualiChem, Inc.(以下、「QualiChem社」) の発行済株式の100%を、米国現法Yushiro Manufacturing America, Inc.(以下、Yuma社)を通じて買収したことを発表しました。 ユシロ化学工業はグローバル化推進を中期経営計画の重要方針に掲げ、米国、中国及び東南アジア、インドに進出し、事業拡大を図ってきました。QualiChem社は北米市場を事業基盤とした金属加工油剤メーカーであり、欧米系顧客を主体とし、充実した代理店を活用して航空機、医療機器分野といった非自動車分野への展開で事業を拡大しています。今後はQualiChem社の北米における販売チャネルを活用したYuma社の製品の拡販、原材料調達及び技術面でのシナジー、更に将来的には北米以外の拠点の活用により、効果的な事業拡大につなげることが可能である、としています。 竹中パートナーズは、この取引に関してYushiro Manufacturing America, Inc.のファイナンシャル・アドバイザーを務めました。本案件は、売り案件の中から買収先・アライアンス先を探すのではなく、企業戦略に合った買収先・アライアンス先をプロアクティブに発掘してターゲットを絞り込む竹中パートナーの『グリーンフィールドリサーチから始める企業買収』に沿って行い、成果を上げたものです。調査後、ショートリスト化をして実際に企業訪問を行い、比較検討しながら最終ターゲット企業を探していく手法です。最終ターゲットを決定するのに2-3ヶ月の時間を要しますが、最終的に選ぶ企業は、地域、業容、規模、シナジーなど買収基準に合致する企業ですから、買収後の事業推進、事業拡大などの買収目的を達成するにも成功率は高くなります。グローバル化を推進するためのM&A・アライアンスなどの戦略的取引を志向される場合には、是非ご利用いただく価値があると、自信を持ってお薦めいたします。...

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